脳卒中や骨折、手術後の廃用症候群により運動機能が低下した患者様に対し、日常生活が送れるように365日リハビリテーションを提供します。 患者様の個別性を重視し,最適な治療をチームで統一して提供。また,セラピストの技術はもちろん 近年の医学の進歩やロボットリハビリテーションを積極的に導入し、患者様の最大限の機能回復につながるリハビリテーションの提供に努めています。
回復期リハビリテーション病棟 | 4F | 5F |
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入院患者数 | 265 | 258 |
退院患者数 | 264 | 260 |
入院時重症患者割合 (基準40%以上) |
45.7% | 45.3% |
入院時重症患者のうち退院時 日常生活機能評価(※1)が 4点以上改善した患者割合 (基準30%以上) |
40.8% | 43.1% |
実績指数 (基準40以上) (※2) |
45.7 | 52.9 |
1日のリハビリ提供単位数(※3) | 7.1 | 7.6 |
1日のリハビリ提供時間 | 2時間22分 | 2時間32分 |
平均在院日数 | 75.3日 | 71.2日 |
在宅復帰率 (基準70%以上) |
78.9% | 83.3% |
※1 日常生活機能評価とは、患者様の日常生活自立度を数値化したもので、食事や移動など13項目 合計19点で評価される指標
※2 実績指数とはリハビリテーションによる改善を示した数値
※3 リハビリ提供単位数とはリハビリを行う時間(1単位は20分間)
病気や怪我に対し,理学療法士による医学的視点や運動学的視点から評価を行い,適切なプログラムを提供します。
座る・立つ・歩くなどの運動学をベースとした基本動作練習、必要な個所の筋力向上や運動麻痺の改善,痛みの軽減など直接セラピストの手を介して行う徒手療法や運動療法を得意としています。また、ロボットリハビリテーションなど、最新の機器を利用するなど,機能回復に必
要なリハビリテーションを提供し、自立した日常生活の獲得をサポートします。
作業とは日々の生活で行われる活動や課題の総称です。好きな服へ着替えること、家事をすること、働くこと、温泉へ行くことなど,自分のためや誰かのために価値があり意味を持つ行動を作業と捉えます。
病気や怪我など何かしらの理由で「作業」が行えなくなった際、一人ひとりに合わせたやり方で「作業が出来る」よう支援する専門家です。
例えば麻痺が生じた手足の動きを取り戻す練習や、トイレや家事動作などの日常生活動作の練習、物理的環境家屋改修や社会的環境(福祉社会資源の利用)を調整し、患者様が暮らしやすい環境を総合的にマネジメントしていきます。
脳卒中などの後遺症で、話すことが上手くできない、相手の言葉を理解できないなど
の状症がでる失語症,喉や口の麻痺によって発声できない症状の構音障害など、コミュニケション障害が生じてしまうことがあります。
また、食べ物が上手く飲み込めない症状の嚥下障害も生じることがあり、言語療法士は、それらの症状に対して、麻痺そのものに対しする機能訓練や、姿勢調整、高性能な評価機器などを活用した専門的技術でサポートします。人にとって掛け替えのない「コミュニケーション技能」や「食べる楽しみ」に対して誠実に向き合い、機能回復するために積極的に支援します.
新入職員がわからないことや、自信のないことについて、プリセプターは、新人療法士と他の先輩療法士の橋渡し役となって、みんなで新人教育を行っています。
スムーズに職場のマニュアルに沿ってリハビリ業務をこなせるように当院ではプリセプターシップを運用しています。
プリセプター制度とは、新入セラピスト一人ひとりにそれぞれ先輩セラピストがついて、一定期間マンツーマンの指導を行う教育方法です。
新人セラピストが安心して仕事に取り組める環境での成長をサポートします。
職員一人一人が「謙虚さ・誠実さ・向上心をもち・他者と共に考え・自ら
行動できる職員」を育成します。
地域密着型の医療・総合リハビリテーションを提供するために、必要な知識を学び、より専門的あり、グローバルな視野でリハビリテーションを提要できる人財を育成します
※スマートフォン・タブレットの方は横スクロールでご覧いただけます。
CCS(クリニカルクラークシップ)
臨床技術習得プログラムは、手本を見て真似をすることら始まります。
私たちは新入スタッフに、どれだけ分かりやすく、正確に経験を伝えられるかを日々模索
しています。
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目標 | OJT(臨床を通じての研修) | Off-JT (臨床外での研修) | |
4月 |
・社会人としての基本的マナーを身につける ・施設の理念を理解する ・業務の流れを理解する ・医療安全・感染対策を身につける ・プリセプターの指導・補助の下、実施できる ・報告、連絡、相談を理解する |
・日常業務の指導(事務的業務管理、カルテ管理等) ・医療安全管理・感染対策 ・臨床業務の指導 (処方から退院までの流れ、カンファレンスへの同行など) ・担当患者:指導者の患者を部分的に1〜3名担当する (移乗が軽介助レベル、転倒リスク小から段階付け) |
・オリエンテーションの開催 ・基本姿勢・態度の指導 (身だしなみ、態度等) ・患者・家族に対する接遇 |
5月 |
・対象疾患について理解する ・情報収集ができる ・機器の保守管理ができる ・指導者の助言や見守りの下、訓練の実施ができる ・休日出勤ができる |
副担当患者:1〜2名から ・他スタッフの担当患者の代行 ・新患者 (移乗が軽〜中介助レベルから段階付けて担当) ・総合実施計画書・報告書等の流れの把握 ・医師・看護師等の他職種との連携 ・患者・家族との適切なコミュニケーション ・緊急時・急変時の対応 |
・疾患別の研修会開催 ・症例研修会への参加 ・技能研修・必要に応じて個人・グループでの対応実施 |
6月 |
・対象疾患について理解する ・指導者の助言・見守りの下、一連の業務が実施できる |
担当患者:2〜3名 ・禁忌事項のない新規患者を担当 (移乗が軽〜中介助レベル) ・総合実施計画書・報告書等の作成と報告ができる |
・技能研修・必要に応じて個人・グループでの対応実施 |
7月 |
・指導者の見守りの下、一連の業務が実施できる ・必要に応じて指導者に助言を求め、実施できる |
担当患者:2〜3名 ・リスク管理が必要な患者を担当 ・内部疾患の見学 ・休日出勤の実践 |
・症例研修会での発表 |
8月 | ・必要に応じて指導者に助言を求め、実施できる |
担当患者:3〜4名(PT) ・移乗が重度介助レベル、重症患者も担当 ・休日出勤の実践 |
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9月 | ・必要に応じて指導者に助言を求め、入院から退院まで一連の過程を実施できる | 担当患者:3〜4名(PT) | |
10~3月 |
・必要に応じて指導者に助言を求め、実施できる ・一般業務が自立して実施できる |
担当患者:3〜4名(PT) ・義肢・装具の選定・調整ができる ・福祉用具等の選定・調整ができる ・患者・家族への自主練習・介助方法の指導ができる ・1年の振り返り ・2年目の目標設定 |
・症例研修会での発表 |
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フォローアップ研修 | ||
4月1日 | オリエンテーション・業務内容の説明 | OFF-JT |
4月5日 | 電子カルテの操作 | OFF-JT |
4月6日 | 脳整理/高次脳機能障害 | OFF-JT |
4月7日 | データから見る運動負荷とリスク管理 | OFF-JT |
4月8日 | 寝返り・起き上がり評価・機能的誘導 | 実技練習 |
4月11日 | 移乗動作の評価・機能的誘導 | 実技練習 |
4月12日 | 起立・歩行の評価・機能的誘導 | 実技練習 |
4月15日 | Stretching | 実技練習 |
4月18日 | ROM–EX(上肢・体幹) | 実技練習 |
4月19日 | ROM–EX(下肢・骨盤帯) | 実技練習 |
4月22日 | 関節内運動テクニック | 実技練習 |
4月29日 | Stretching応用編 | 実技練習 |
Review 復習 |
2023年実施
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姿勢と運動の分析と治療コース | ||
4月 | Scapula setting | 動作前の肩甲骨のセッティングテクニック |
Pelvis control | 動作時の骨盤からの全身運動コントロールテクニック | |
5月 | Sitting position | 機能的座位バランス |
6月 | Supine to sit | 機能的な寝返り〜起き上がりの運動連鎖 |
Sit to stand | 機能的な座位〜立ち上がりの運動連鎖 | |
7月 | Standing position | 機能的な立位姿勢 |
8月 | One leg standing position | 機能的な片脚立位姿勢 |
9月 | Gait(passenger) | 機能的な歩行(下肢機能の運動連鎖) |
10月 | Gait (locomotor) | 機能的な歩行(体幹機能の運動連鎖) |
11月 | Dressing activity | 更衣動作介入テクニック |
12月 | Toileting / transfer activity | トイレ・移乗動作介入テクニック |
1月 | Reach (horizon front side) | 上肢のリーチ動作(前方・側方・水平移動) |
2月 | Speech | 発声機能と姿勢分析 |
3月 | Feeding activity | 食事動作に関与する上肢操作の考察と介入 |
Group work | グループワーク |
2024年予定
研修担当・アシスタント
ボバース
上級講習修了者1名
基礎研修修了者2名
新垣さん
(2021年4月入職)
実習がきっかけです。はじめ訪問リハやクリニックでの就職を考えていました。しかし、実習で大道中央病院で回復期病院を経験し、患者さんが回復する時期に適切なリハビリを提供することで、その可能性が大きく広がることを経験しました。改善していく患者さんをみて、そのお手伝いをしたいと思ったことがきっかけです。
3~4 人の患者さんを担当しながら、今年入職した新入職員の指導も行っています。しっかり理解していないと後輩に教えることができないため、自分が指導する立場になって初めて昨年指導してくれた先輩の大変さが分かりました。
病院、介護老人保健施設、デイリハビリテーション施設など、系列に病期が異なる施設があるので、多くの経験ができることが魅力だと思います。
私が担当した患者様で「旅行に行きたい」と望んでいる歩行困難な方がいました。私もその希望に応えたく、懸命にリハビリを行い、退院後もグループ内のデイケア施設を利用しながらリハビリを行ました。最近その患者様が日帰り旅行に行くことができたと職員から話を聞きました。もちろん患者様の努力が一番ですが、リハビリが報われたうれしい瞬間です。退院後の経過が分かることも魅力の一つです。
陽心会グループは同期はもちろん、頼れる先輩方が多く在籍しています。教育は大変充実しております。若手のうちにしっかり学んで、地域に貢献できるセラピストになることが目標でもあり、リハビリ職のキャリアスタートとしてはとても魅力的だと思います。誰かの生活の手助けをしたいと考えている方、スキルを身につけたい方にお勧めします。
上記1つでも当てはまった方は是非お気軽にご応募ください。